トイレの水のトラブルで困るまえにタンクの構造

■タンクの中のボールタップ

トイレは、水のトラブルがよく起こる場所です。水周りの設備の構造は、できるだけ単純なほうが問題を発生しにくくできます。1本の配管であれば、配管自体が劣化しなければ水漏れなどは起きにくいです。実際には1本の配管では対応できないため、設備ごとにさまざまな機能を持たせ、構造を作り出していきました。トイレも同じですが、構造が複雑なことから困るトラブルもいろいろと起きます。
最近ではタンクレスのタイプも多くなりましたが、基本となるのは背面にタンクを持つ既存のタイプです。タンクの中に水を一定量貯めておき、流すときにいっぺんに使います。使った分をまた貯めておくのが基本的な流れです。一定量の水を貯めるためには、ボールタップと呼ばれる部品を使います。ボールタップはその名前の通りボール状のパーツを使っていますが、これは浮力を使い水面に浮かせるためです。浮き球と呼ばれますが、水面に浮くことで、水量をコントロールしています。タンクには常に水道管から供給できる体制を作っていますが、このボールタップが必要な水量になれば水を止めてくれる構造です。
ボールタップは、レバーと連動します。水を流すためにタンクの外にあるレバーをまわすと、タンクの中にあるチェーンを引き上げ、フロートバルブを開きます。タンクの中の水が便器へと流れていきますが、水面に浮かんでいた浮き球がさがり、止水栓が開き水をタンクに供給するのが役割です。浮き球は水面に浮かび一定水量までくれば、つながっている止水栓が閉まり水を止めます。てこの原理を使っている単一機械式と呼ばれる方法ですが、ほかの構造でも基本となる形式がわかると、水のトラブルが起きても対応方法が見えてきます。

■フロートバルブの役割

トイレのタンクでボールタップとともに重要なのが、フロートバルブです。水のトラブルが起きても自分で交換できる部品のひとつで、構造としては難しいものではありません。少しずつ水が漏れて困るときでも、フロートバルブを交換するだけで止まる場合もあります。レバーと連動しているゴム栓で、正しく動くように管の中を上下するようにしているのが基本構造です。劣化することが問題となるゴム栓の代わりにプラスチック製のものもあります。水漏れの原因となるときには、チェーンが絡まってうまく働かない場合もあり、正しく動かなければ自然と水が漏れる状態です。ボールタップと連動して機能しますが、水漏れする場合には同時に確認することが求められます。
大事な機能として、オーバーフロー管もタンクには取り付けられている部品です。タンクには一定の水量以上が入ってしまえば、当然あふれだして困る状態になります。これを防ぐのがオーバーフロー管で水面より2cm程度飛び出している管です。なにかの問題で水面が上昇した場合、オーバーフロー管に流れ込むことになるため、それ以上あふれたりしません。その代わりに水があふれる原因はなにかがわからなければ、ずっと水がオーバーフロー管から便器に流れ出していく状態です。

■タンクから起きている水漏れの原因を見つける流れ
トイレのタンクの構造がわかると、便器の中にわずかに水漏れしている状態が起きても解決方法が見えてきます。原因の追究もしやすくなる部分ですが、タンクの底面にあるフロートバルブは劣化すれば隙間があきわずかに漏れだします。この状況を確認するためには、タンクへの水の供給が止まらなければいけません。水を止めた状態でタンクの水が経るようなら、フロートバルブに問題があると考えられます。水を止める方法は、ボールタップを確認して正常な位置に浮き球を押し上げておくか、水道管の止水栓を閉めてしまえば問題ありません。
フロートバルブに問題がない場合には、水面の位置をみてみます。オーバーフロー管から漏れ続けているのであれば、原因はボールタップです。ボールタップの浮き球が正しい位置に来なければ、構造的に水は止まりません。止まらない以上、タンクからあふれてオーバーフロー管から便器の中に水が流れ出します。原因がはっきりとしたら、部品を交換すればなおりますが、フロートバルブの止水栓に問題がある場合には簡単にはいきません。水道の止水栓を閉めて、配管を外し交換しなければいけませんが、道具も必要です。パッキンの交換も正しくしなければ、ほかの問題も起こしてしまいます。
浮き球の調整もしっかりしなければいけません。正しい位置にきたときに止水栓が閉まる設定をしないと、水量不足や過多になる可能性が出てきます。止まらないことも出てくるため、細かに調整をしながら正しく止まるようにすれば修理は完了です。
タンクの構造がわかるだけでも、修理の方法が見えてきます。専門業者に依頼する場合にもどこを交換してほしいのか、指示もできるでしょう。タンクの外側から水漏れをみつけたときでも構造がわかれば、まずは止水栓を閉めて確認するという行動をとることができます。被害を拡大しないためにも重要な知識となります。

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